由良湊神社は『延喜式神名帳』にもその名が記された、歴史ある神社です。
淡路島の東南端に位置する洲本市由良は、瀬戸内海の海上交通の拠点として、また、海産物をはじめ自然豊かな場所として、縄文の昔から人々が定住していました。
当神社の創立年代は不詳ですが、自然と共に生きる人々の営みの中から、いつしか由良水門の鎮護として祀られたものと思われます。
御由緒を詳しく>御祭神の中で特に速秋津比賣神【はやあきつひめのかみ】は、「大祓詞」での活躍から、「祓戸四神」の一柱として、罪や穢れを祓う神様として尊ばれています。
大祓詞の天上から地界に至る壮大なストーリーは、古代より受け継がれる自然と人間の関係と、罪と浄化の概念を象徴しています。
お祓いの女神、速秋津比賣神は、自然に即して生きる日本人にとって身近な存在と言えるでしょう。
お祓いの女神を詳しく>当神社の御祭神「速秋津比賣神」の、祓い清めの御神徳から着想を得た、オリジナルデザインの美しい御朱印帳です。
令和7年正月から意匠を新たにし、「水玉を掲げる女神」というモチーフはそのままに、御朱印帳全体にきらめく箔を施し、神秘的な佇まいと清め祓いの御力を表現しました。
女神の御朱印帳を詳しく>当神社の御神札は、神職自ら奉製する習わしです。御神札はさまざまな種類があり、それぞれ別の版木があります。
彦御守と姫御守は、当神社の御祭神にちなんだお守りです。
御神札と御守を詳しく>町の男衆が祭を務めて厄を落とす風習はよく見られます。では、女性はどうでしょう。
『源氏物語』には、厄年をむかえた紫の上が祈祷をしたとあり、 千年の昔から男女問わず、私たちは厄除けに熱心でありました。
厄年と速秋津比賣神を詳しく>由良の人々は信心深く、特有のお祭りが代々受け継がれ、盛大に執り行われます。
幼児の氏子入りのまつり「ねり子祭り」や、神輿の担ぎ手に水を浴びせ掛けるさまが豪快な「夏越の祭り」が広く知られています。
祭典神事を詳しく>淡路島には三つの海峡に接しています。明石海峡、鳴門海峡、紀淡海峡です。
明石海峡には明石海峡大橋、鳴門海峡には大鳴門橋が有りますが、紀淡海峡には橋が有りません。それだけに手つかずの自然が残されています。
この由良の地は、格好の良港として古来より栄えました。国生み神話の聖地・淡路島の玄関であった由良の地に、お祓いの神様がお祀りされているのは、決して偶然ではないでしょう。
由良地区の観光を詳しく>鎮座地の由良地区の見どころの一つは、無人島の成ヶ島です。成ヶ島は、由良の沖合約200メートルに浮かぶ細長い島で、展望台からは「淡路橋立」と呼ばれる美しい景色を眺めることができます。
この由良の地は、格好の良港として古来より栄えました。国生み神話の聖地・淡路島の玄関であった由良の地に、お祓いの神様がお祀りされているです。
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