淡路島の出石神社

淡路島 出石神社

出石神社と言えば、但馬国(現在の兵庫県豊岡市)の一宮として有名ですが、実は淡路島にも古くから伝わる出石神社が鎮座しています。
『日本書紀』にもその名が記される由緒ある神社として、淡路島の由良の地に静かにお祀りされています。

ご由緒

出石神社は、「出石の刀子(とうす)」という宝物が現れた場所として知られ、淡路島でも特に神聖な力を感じる場所とされています。
古く、日本に渡ってきた新羅(しらぎ)の王子・天日槍(あめのひぼこ)は、いくつもの神聖な宝を携えて各地を旅し、最終的に但馬(たじま)の国に落ち着き、その宝をお祀りしました。
時がたち、天皇の命によってその宝のすべてが献上されましたが、その中のひとつ「出石の刀子」だけが不思議と姿を消し、やがて淡路島に現れたと伝えられています。
島の人々はこの宝を神の御しるしとして敬い、社を建ててお祀りしたのが、出石神社のはじまりとされています。

御祭神

主祭神は天日槍命。古代より土地の開拓・繁栄をもたらす神として崇められ、航海の守護神としても信仰されています。

沿革

平安時代に正六位上を授かり、江戸時代には由良城主や地元の氏子により篤く崇敬されました。近年、神社周辺は公園整備が行われ、参拝しやすい環境が整えられています。

アクセス

出石神社へは、生石岬(おいしざき)展望台から徒歩でアクセスします。

▶ 生石公園・遊歩道について詳しくはこちら(淡路島観光ナビ)

▶ 出石神社(淡路島)について詳しくはWikipediaをご覧ください