春季例大祭(ねり子まつり)

春季例大祭(ねり子まつり)は、毎年二月第三日曜日とその前日に行われる、幼児の氏子入りを奉告し無事成育を祈願するお祭りです。
湊神社から摂社の若宮神社まで、数えで三歳になる稚児とその家族が約700mの道のりを練り歩きます。
前日の宵宮では、母親がねり子を連れて神社に参拝し、御幣を受けて一晩家で祀ります。当日には厄年の男衆が神輿を担ぎ、賑やかに町を練り歩きます。
この祭りでは、母親が正装する伝統もあり、かつてはこの場が嫁の披露を兼ねていたといわれます。祭典は午後1時に本殿で執り行われ、だんじりや神輿、稚児の行列が由良の町を巡る様子は壮観です。