大祓詞は、穢れや災いの大元である、様々な罪や過ちを祓い清める、大祓【おおはらえ】の神事で唱えられることばで、その起源は千二百年の昔にさかのぼると考えられています。
大祓詞では、天つ神・国つ神と祓戸四神と呼ばれる神々が、罪を残らず祓い清める様子が、天空から地底に至る壮大なスケールで描写されます。
特に、御祭神の速秋津比賣神は、海に流された様々な罪を呑み込んでしまうという重要な役割を果たします。
神々の活躍をイラストを添えて紹介致します。
天空の神々は、天の巨大な門を開かれて、幾重にも重なる雲を払い除け、祓い清めの御祈願を聞き届けてくれるでしょう。
地上の神々は、高い山や低い山の頂上にお登りになって、霧をかき別けて、願いを聞き届けてくれるでしょう。
山々の頂上から流れ落ちて、激しく波立つ速い川の瀬においでになる、瀬織津比賣さまが、大海原へ持ち出すでしょう。
たくさんの激しい潮流が、集まりぶつかり合う所においでになる、速開都比賣さまが、がぶがぶと呑み込むでしょう。
※大祓詞では「速開都比賣」と表記されています。
風が起こる所においでになる、氣吹戸主さまが、地底の世界へ氣吹きを吹き込むでしょう。
地底の世界においでになる、速佐須良比賣さまが、さまよい歩く間に、すっかり消え失せるでしょう。
御祭神の速秋津比賣神は、罪や穢れを祓い清める「大祓詞」に登場し、海に流された様々な罪を呑み込んでしまうという重要な役割を果たします。
由良湊神社では御祭神にちなみ、大祓詞に登場する神々とその活躍を抜粋し、親しみやすいイラストを添えた書置き見開きの限定御朱印を、月ごとにお授け致します。
寸法150×215mm、月毎限定100枚、朱印料800円
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